1月20日頃から、二十四節気の「大寒」に入ります。
小寒から続く「寒の内」の終盤で、寒さがもっとも深まる時期です。
外の冷えだけでなく、知らないうちに体力も消耗しやすく、体の芯から、静かに温めていくことが大切になる節季。
この時期の養生は、効かせるよりも、体力を使い切らないことを優先するのがポイント。
お茶も、「強さ」より「持続」を選ぶことで、大寒の暮らしをそっと底上げしてくれます。
寒さが極まる大寒は、ここを越えると春が近づいてくる頃。
そんな時期に、毎日無理なく飲めるお茶についてまとめてみました。
大寒に、どんなお茶を選ぶか──静かに温めるために

大寒に、どんなお茶を選ぶか──静かに温めるために
大寒の時期に選びたいお茶は、冷えを追い払うことよりも、体力を使い切らずに、毎日続けられること。
冷えを感じたときだけ強く温めるのではなく、いつもの一杯で、体の芯をそっと温め続けること。
それが、大寒を無理なく越えるための養生につながります。
選ぶポイント
- 冷えを追い払うより、溜めないこと。
- 体の芯を、そっと温め続けられること。
- 飲んだあとに、力が残ること。
大寒のお茶は、そんな視点で選ぶのがおすすめです。
大寒におすすめのお茶
ここからは、大寒の時期に取り入れやすいお茶を、体調や気分に合わせて、いくつかご紹介します。
どれも特別なものではなく、毎日の中で、無理なく続けられるものばかりです。
大寒の、土台のお茶

大寒の、土台のお茶 黒豆茶とほうじ茶
大寒の時期は、体調を大きく変えるよりも、まずは「崩れない状態」をつくることが大切。そのための土台になるのが、毎日飲めるお茶です。
毎日飲むことを前提にした、基本の一杯は、続けやすい黒豆茶とほうじ茶がおすすめです。
黒豆茶
香ばしく、体を内側から温めてくれる黒豆茶は、大寒の時期に、体調の土台を支えてくれる一杯です。
毎日飲んでも負担になりにくく、冷えを溜め込まないための基本のお茶です。
使っている黒豆茶はこちら
- ノンカフェイン
- 毎日飲みやすいものを選んでいます
ほうじ茶
香ばしさのあるほうじ茶は、大寒の冷えでこわばりやすい体を、そっとゆるめてくれる一杯。
気を巡らせながらも、体力を消耗しにくいのが特徴です。
外出先や外食のときに選びやすく、迷ったら、ほうじ茶でいい。
そんな一杯です。
使っているほうじ茶はこちら
家でも外でも飲みやすい、クセの少ないほうじ茶を選んでいます。
シナモンをプラスして、芯を温める

黒豆茶やほうじ茶にシナモンをプラスして、芯を温める
大寒は、体の冷えが深まりやすい時期。そんなときは、土台のお茶に少しだけ温める力を足すのもおすすめです。
シナモンは、体を急激に変えるのではなく、芯の冷えに、静かに働きかけてくれるスパイス。
「少し足す」くらいが、毎日続けるにはちょうどいい温かさです。
黒豆茶+シナモンスティック
黒豆茶に合わせるなら、シナモンはスティックがおすすめ。
パウダーほど刺激が強くならず、じんわりと、時間をかけて温めてくれます。
1杯につき1/2本ほどで十分。黒豆茶の香ばしさを邪魔せず、体の芯に、穏やかな温かさを添えてくれます。
使っているシナモンスティックはこちら
量・価格と使いやすいものを選んでいます。
ほうじ茶+シナモン
ほうじ茶に合わせる場合は、シナモンチップを少量使うのがおすすめです。
ほうじ茶の軽さと香ばしさに、チップのやさしい甘い香りが重なって、飲みやすい一杯になります。
小さじ1杯ほどで、体を温めながらも、重たくなりすぎません。
使っているシナモンはこちら
- 25gから選べるのでお試ししやすい
- 香りが穏やかで、飲みやすい
冷えが残る日に、もう一段
大寒の中でも、特に冷えを感じるときに
黒豆茶+シナモンスティック+生姜スライス

黒豆茶+シナモンスティック+生姜スライス
シナモンスティックでじんわりと温めながら、生姜スライスを一枚。体を、もう一段内側から温めてくれます。
手足の冷えが戻りやすい日や、外出のあとに寒さが残っているときにおすすめの一杯。
効かせすぎず、でも「もう一段」底上げしたいときに、そっと寄り添ってくれる組み合わせです。
夕方から夜、冷えが抜けにくい時間帯にも向いています。
特別な日に飲みたい一杯
毎日ではないけれど、深く温めたいときに
ほうじ茶チャイ

ほうじ茶チャイ
スパイスとミルクを使うので、毎日ではないけれど、しっかり温めたい日に向いた一杯です。
作り方はとても簡単。
- 鍋に水100mlを入れて沸騰させる
- ほうじ茶5g、シナモンスティック 1/2本、ハーブティーの生姜 小1、カルダモン1個、クローブ 1粒を入れて弱火で1分ほど煮出す。
- 豆乳 150mlを入れて鍋ふちがふつふつするまで温める
- 茶葉やスパイスを濾しながらコップに入れたら完成
豆乳は同量の牛乳、オーツミルク、アーモンドミルクなどお好みのものを使ってください。
使っているハーブティーの生姜はこちら
生の生姜よりも穏やかに、ハーブティー用の生姜は、体をじわじわと内側から温めてくれます。
大寒の時期に「効かせすぎない」一杯として選んでいます。
※生姜の量は、お好みで少なめから試してみてください。
紅茶派の人へ
紅茶は、午前中や集中したい時間帯の一杯として。大寒の時期は、体を冷やさない工夫を添えて楽しみます。
紅茶+シナモンスティック

紅茶+シナモンスティック
湯気と香りを楽しみながら、体を目覚めさせたい時間帯に向いた一杯です。
紅茶と合わせるのは、じんわりと温めてくれるシナモンスティックと一緒に。
パウダーほど強くならず、紅茶の香りを邪魔しないのも、大寒向きの理由です。
無理に我慢せず、でも冷やさない。そんな折り合いとしての紅茶です。
使っている紅茶はこちら
ストレート、スパイス、ミルクといろいろな飲み方と合わせやすく、季節や体調に合わせて調整しやすい紅茶を選んでいます。
大寒は、静けさを守る季節
特別なことをしなくても、いつもの一杯が、体を内側から支えてくれます。
無理をしないこと。
効かせすぎないこと。
大寒は、体がいちばん静けさを必要としている時期。
今日のお茶を、ゆっくり一杯。
それだけで、春への準備は続いています。
